遊具を提供し続ける私たちハウツが想うことは「子どもたちの未来」。
勉強から学び得る事もあれば、自然や環境から学び得る事もたくさんあります。
そんな自然の素晴らしさを伝えたいと思いました。
その気持ちとは裏腹に、川遊びをしたり、虫捕りに行ったり、そんな事が出来る環境が減り続け、クワガタやカブトムシも高価で取引されるような時代です。
本物のクワガタやカブトムシを見たくても見れない、育てたくてもそれが出来ない子どもたちにハウツが少しでも力になりたいと考えました。
それがハウツの「小さなプロジェクト」です。
2012年 7月某日。
一年間の苦労の賜物、お披露目です。
本社飼育室で育てているオオクワガタ達が、今年も無事に雄姿を見せてくれました。
まだ外の世界に怯えているような姿も、もうしばらくたてば勇ましい姿に変わります。
この漆黒に輝く姿へと成長させるために、毎日の世話を欠かすことはできません。
大変な思いをした分、このお披露目のシーズンは最高の笑顔になります。
梅雨も明け猛烈な暑さの日が続く7月下旬の九州北部地方。
今年もニューフェイスたちの引越し時期がやってきました。
今年も立派なオオクワガタの幼虫たちが顔を見せてくれました。
彼らはまた大量に用意された菌糸ビンワンルームにそれぞれ生活拠点を移してゆき、
静かな生活を始めていきます。
立派な幼虫として姿を見せてくれた彼ら。そんな彼らが立派なオオクワガタとなって現れるのは、また別のお話・・・。
乞うご期待!
九州北部地方、梅雨真っ盛り。
夏本番をすぐそこに控えた2012年6月某日、今年もキッズプロジェクトのメンバーが動き始めました。
クワガタ採集開始です。
プロジェクトメンバーも増え、大所帯となったキッズプロジェクト。
今年はリーダーの指揮のもと、採集グループを数班に分けて、連日ハンティングに向かうことにしました。
今年はスポットを数カ所増やし、さらなる捕獲量を計画。
仕事を終わらせたメンバーたちが、今年も車を西へ走らせます。
辺りが薄暗くなればスタートの合図。
ライトと虫かごを手に、鬱蒼とした緑の中へメンバーは消えていきます。
目的のスポットに入ると、木の一本一本を余すことなく捜索していきます。
ライトに照らされ、暗闇から浮かび上がる黒い物体。
いました!クワガタです!
今年もこの野生児たちに会う事が出来ました。
しかし、感動の再開を噛みしめている暇はありません。
見つけたら捕まえる。逃がしてしまっては元も子もありません。
手早くクワガタたちを捕獲していきます。
各グループ夜遅くまで走り回り、現在順調に数を伸ばしてきています。
子どもたちの手に届くのは間もなくです・・・。
8月某日。
ハウツ社内で暮らす、オオクワガタの幼虫たち。
はれてこの度、大部屋から個室へ引っ越しをすることとなりました。
とは言え、個室(菌糸ビン)を幼虫の数だけ準備しないといけないのですが、
こればかりは大部屋から幼虫たちを探し出してみないことには正確な数はわかりません・・・。
さっそく大部屋の探索を始めると・・・。
出てくる!出てくる!次から次に!!
あらかじめ用意していた個室(菌糸ビン)の数を大幅に上回ってしまいました(汗)
急いで個室(菌糸ビン)を追加し、無事に幼虫たちは快適な一人暮らしを始めることとなりました!
7月某日。
その日の仕事に区切りをつけたハウツスタッフは、キッズプロジェクトリーダーを筆頭に車を西へ走らせました。
辺りが薄暗くなる頃、目的地へ到着。
聞こえるのはやかましく鳴き続けるセミの声だけ・・・。
そんな自然豊かな場所へやって来たのはほかでもありません。
カブトムシ・クワガタを捕まえるためです。
「クワガタをブリードしていたのは?」
確かに社内にはオオクワガタを今でもブリードしています。
しかしながら今回の目的は「自然のカブトムシ」「自然のクワガタ」。
自然の中でたくましく育ったカブトムシとクワガタを手に入れるために出動したのです。
それはもちろん、「子どもたちへ届けるため」に。
スタッフそれぞれが懐中電灯を片手に、草木が鬱蒼と茂った山の中に入っていきました。
辺り一面が暗闇。
目を凝らし、注意深く探していても見つけるのは困難を極めました。
リーダーが仕入れた情報と下調べを頼りに、なんとかカブトムシ・クワガタと遭遇することができました。
日中、虫かごの中で見る彼らとは違い、活動的な彼らを捕まえるのもまた一苦労。
ある程度の数が確保できた頃は、もう深夜でした・・・。
会社に戻ってきたのはもう丑三つ時。
それから捕ってきたカブトムシとクワガタたちを虫かごに分け、家路につきました。
翌日のカブトムシ・クワガタたちは相変わらず元気いっぱい。
さすが「野生児」です。
そんなことがありながら、「野生児」たちは子どもたちのところへ向かいました。
→続きはコチラ
ハウツの社内にひっそりと静まり返った部屋・・・。
誰もいないその部屋には、小さな命がたくさん存在しています。
オオクワガタです。
社内の一室にオオクワガタをブリードする環境を作り、幼虫から育て上げています。
一人でも多くの子どもたちに立派に育ったオオクワガタを届けるべく、スタッフが手塩にかけて毎日世話をしています。
このオオクワガタたちを一日も早く、子どもたちの元へ届けたい。
そう思って今日も虫かごとにらめっこです。
2010年 春、最初のプロジェクトが敢行されました。
ハウツが運営管理を行っている佐賀県の神野公園こども遊園地。
ご来園いただいたお子様に、無料でカブトムシの幼虫をプレゼントしました。
無料プレゼントを行ったのは合計二日間で、配布数は1,000匹。
お子様はもちろん、保護者の方々にも大変喜んでいただけました。
遊具を取り扱う会社として、子どもたちの笑顔・子どもたちの好奇心は何より大切です。
遊具だけでは伝えきれない大切なものをこのイベントを通して伝えることが出来たのであれば、これ以上の喜びはありません。